Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日だまりに猫と戯れ-幸せなひととき

// 今宵は、新月。 月のサイクルも新しくスタート。 もう、12月、そして、来年も視野に 入ってきますね。 「日だまりに猫と戯れ」 (42×29㎝) 我が家に猫を迎えた年に、社中展に書いたものです。 もう10年ほども前の話になります。 子供の頃から動物好きな…

心無罣礙-とらわれのない心

// 日中は晴れましたが、 思ったほど、暖かくなかった…。 霜月もあと二日で、 師走がちらつく月曜日。 月日がたつのは早いですね。 「心無罣礙」 般若心経より 大判はがき(11.5×23㎝) 菩提薩埵依 般若波羅蜜多故 心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切 顚倒…

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく…」井上ひさしさんの言葉より

// 今日は、晴れました。 雪のあと、ぐっと冬に近づいた感じもします。 お天気も、気温も変わりやすく 12月も、すぐそこですね。 「むずかしいことをやさしく…」 井上ひさし (大判はがき20×15㎝) むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいこ…

「わずかばかりの贈り物と…」エミリ・ディキンスン-”無”のちから

// クリスマスには、まだひと月ありますが この寒さ・・・ 11月の初雪、降りましたね。 こちらは、千葉北西部ですが ようやく、止んだかな。 「わずかばかりの贈り物と…」エミリ・ディキンスン (半紙1/2) わずかばかりの贈り物と つたない言葉では わたし…

「豊楽」二題-恵み・収穫を祝い、享受する

// 今日は、二十四節気の小雪ながら、 あたたかな日和でした。 明日からは寒くなるのでしょうか。 「豊楽」 はがき *1 趣きの違う「豊楽」二題 書体は、篆書体。 「豊」は、 祭りの供え物とされたきびの類を盛った脚の高い食器から 「おおい、ゆたか」「大き…

「素朴な琴」八木重吉さんの詩より-晩秋を味わう

// 昨日は冷たい雨でしたが、今日はあたたか。 晩秋になるのでしょうが、 寒くなってくると、一段と紅葉が美しくなってきます。 ちょうど、用事ついでに ご近所さんと立ち話をしながら、 木々の色づきを愛でて 庭木の話で盛り上がるのは楽しかった。 「素朴…

空気に耳を傾けてごらん-ネイティブ・ウィズダム『それでもあなたの道を行け』

// 日中は、あたたかでした。 珍しく?忙しい感じの一日でしたが、 陽気がいい時は、ゆっくり過ごしたい 気がします。いや、いつもか、な(笑) 「空気に耳を傾けてごらん…」ジョン・レイム・ディアー (半紙) 空気に耳を傾けてごらん。 あなたはそれを聞き…

「誰が風を見たでしょう?」クリスティーナ・ロセッティー童謡~ヴィクトリア朝の妖精物語

// 日中は陽が差すとあたたかでしたが、 さすがに、さっと気温も下がり、日も暮れる。 庭も、ようやく少しずつ、枯れた枝葉や 鉢物などを片付けて、冬支度へ。 そしたら、家の中も見回したくなった(笑) 「風」クリスティーナ・ロセッティ (色紙) だあれ…

「忙中、猫あり」長田弘さんの詩より-アナザー・タイムをたもつ

// 今日は満月。 昨晩、すでに、とても綺麗だった。 雨が降り出す前に、 気になっていた庭の落ち葉掃除。 地面が見えたら、少しすっきりした(笑) あちこちの木々、色づいた葉がとても美しい。 静かに辺りを愛でていたい。 「忙中、猫あり」その1 長田弘 …

絵本『エミリ・ディキンスン家のネズミ』から-寄り添う言葉

// 詩人エミリ・ディキンスン家に 住みついた白ねずみのエマライン。 エミリの詩に触発されて、 詩を書き出し、 ひそやかにエミリとの交流(文通)が始まる。 ディキンスンの詩12篇と、エマラインの詩7篇も ちりばめられた可愛らしくて素適な物語(絵本) …

和顔愛語-シンプルな世界貢献

// 冷たい雨、 寒い一日でした。 明日からは、少しまた あたたかくなるのかな。 気持ちをあたたかくするには… 「和顔愛語」大無量寿経より(はがき) わげんあいご、と読むそうです。 穏やかな笑顔と、思いやりある話し方 愛ある言葉で、人に接することは、 …

「おのれに忠実なれ、後は夜が日に続く如く…」ハムレットより

// 昨日の強風、 東京では木枯らし一号だったみたいですが、 ここのところ、すっかり寒くなってきて 冬支度かな、なんてのんきに構えてられず あわてて、冬物使用中。 「おのれに忠実なれ…」ハムレットより (半紙) 一番大事なことは、おのれに忠実なれ。 …

「不思議」金子みすゞさんの詩と、あたりまえはない「センス・オブ・ワンダー」

// 昨日は立冬でしたね。 だんだん寒くなってきました。 さて、前回、アリスの話をして、 ワンダーランド(不思議の国)続きと いうわけでないものの、 この詩を思い出しました。 「不思議」 金子みすゞ (大判はがき15×20㎝) 私は不思議でたまらない。 黒…

「いのちとは 夢 でなくてどうする?」-鏡の国のアリス(ルイス・キャロル)

// 11月に入って、 しばらくお天気続きそう、ですね。 今日も、日中は暖かで お日さま、気持ちよかった。 まどろむ昼下がりの夢…といえば アリスでもありますが。 「いのちとは…」鏡の国のアリスより(34.5×39㎝) いのちとは 夢 でなくてどうする? Life, w…

「虹を見て…」高浜虚子の句よりー人それぞれの世界であっても

// 今朝、雨がちょっと降りましたが その後は、予報通りに晴れてきて、 今日も、気持ちよいお日和 楽しめそうです。 「虹を見て思ひ思ひに美しき」 高浜虚子 (はがき) 虹を見て思ひ〳〵(思ひ)に美しき 虚子 高浜虚子(1874‐1959)の句です。 『虚子五句…

「静かな日」長田弘さんの詩-たのしむとは沈黙に聴きいること

// 冬日のあと、ちょっと寒さがゆるみ、ほっと。 文化の日は、晴天が多いとか やはり、秋晴れでした。 葉の落ちた利休梅(リキュウバイ)と、落葉中の桜の木 「静かな日」 長田弘 (半紙) 目は見ることをたのしむ。 耳は聴くことをたのしむ。 こころは感じ…

「一粒の砂に世界を…」-無垢の予兆(ウィリアム・ブレイク)より

// 11月になりました。 今年もあとふた月ですね。 午後には、雨は上がり、 青空も広がりましたが、 結構、寒くなってきました。 「一粒の砂に世界を…」ウィリアム・ブレイク 色紙) 一粒の砂に世界を 野の一輪の花に天を観る 手のひらに無限を 一時(ひとと…