Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「望」古代文字-遠方、大いなるものに想いを馳せる

// 今日は晦日、いよいよ 明日は大晦日となりましたね。 晴れていいお天気ですが、風が少し強かったかな。 あちらこちらで、お正月を迎える準備が 整ってきたようですね。 「望」 (はがき) “望”の古代文字(金文)から。 更に、最古の字体の解説は以下より…

「ぼくの花」まどみちおさんの詩より-オンリーワンを大切に

// 御用納めの方もいらしたでしょうか。 今年もあと三日ほどになりましたね。 新年を前に、明日は新月です。 このところ、いろいろなものが 新しく切り替わっていくように感じます。 「ぼくの花」 まどみちお (色紙) 朝から かいている花の 絵がようやっと…

知足者富(足るを知る者は富む)-真の豊かさとは…老子より

// クリスマスも過ぎ、 来週はもう新年ですね。 年末は何かと慌ただしい時期ですが、 少しだけでも、静かな時間を持つのも いいかもしれません。 「知足者富」 老子より(大判はがき15×20㎝) 足るを知るものは富む。 老子の上篇三十三章にあります。 知人者…

『世界童謡集』より-かつての子供と再会して思い起こす何か「森は栗いろ 銀ねずみ…」

// クリスマス・イブですね。 また少し、寒くなってきました。 この時期しかかけないクリスマス音楽を salonshiroineko.hatenablog.com とっかえひっかえかけています(笑) 「森」マージョリー・ウィルスン (色紙) 森は栗いろ 銀ねずみ。 森は女王じゃな…

「慈愛」二題ーいつくしむ心

// 曇りがちでしたが、暖かいです。 ちょうど、明日から、 クリスマスへ連休となる方も いらっしゃるでしょうね。 クリスマスの精神に、チャリティ(Charity) が あります。慈善と訳されるだけでなく、 慈愛、博愛という言葉です。 「慈愛」 (はがき) 言葉…

受福無彊-福を受ける、限りなし

// 少しまた、寒さが緩んでいます。 それでも、明日は冬至。 季節もエネルギーも大きく動いて いろいろなことが切り替わっているように 感じるこの頃です。 「受福無彊」 詩経より (はがき) 福を受ける、限りなし 限りなく、幸福を受けるの意。 「彊」は限…

「昼となく夜となく」ータゴールの生命賛歌

// 急に冬らしくなって、冷え込んでいましたが 今日はまたちょっと穏やかな日和でした。 来週は、冬至もあって 太陽の恵みをあらためて感じる季節と なってきました。 「昼となく夜となく」 R・タゴール (半紙) 昼となく夜となく わたしの血管をながれる同…

随處作主-随所に主たれば

// 昨日は、満月でしたが、曇りがち。 今日は、晴れましたが、 日があっても、やはり寒くなってきましたね。 師走も、あっというまの月半ば。 どことなく、せわしく感じてしまう 年の瀬にも落ち着いていられたらいいな、と。 「随處作主」 臨済録より (大判…

「一杯の水」メイ・サートンの詩より-透明な活力

// 日中は穏やかな感じだったが、 だんだん曇ってきて、雨が降り出してきた。 晴れると嬉しいが、乾燥気味になると 大地へのお湿りもありがたい。といっても、 夜中に、強く降る予報も。ほどほどがいいですが…。 「一杯の水」 メイ・サートン (色紙) ここ…

運水搬柴-水を運び薪をはこぶ日用のたとえ

// いいお天気の日曜日。 家族と近辺を、買い物や用事で回っていたら、 あっというま。冬至も近く、日の入りも早く、 週半ばの満月も近く、満ちてきたお月さまが 冬空に映えますね。 「運水搬柴」 龐居士伝 大判はがき(15×20㎝) うんすいはんさい。 水をは…

忘れたるにあらねども-海潮音拾遺(上田敏)より

// 師走も、明日で10日にもなろうかと。 まだ暖かい日が続いていて、 庭仕事というか片付けをしようかと思ったものの、 強風で、結局、買い物だけに。 昨夜は帰りが遅かった猫も、早めに戻ってきました。 「夕づつの淸光を歌ひて」サッフォ(半紙1/2) 汝は…

「人生感意気」(人生意気に感ず)

// 今日も晴れましたが、 暦では大雪、 いよいよ冬らしくなってくる時期ですね。 「人生感意気」 魏徴 (大判はがき15×20㎝) 人生意気に感ず(じんせいいきにかんず) 中原還逐鹿 投筆事戎軒 (中原還た鹿を逐い 筆を投じて戎軒を事とす) から始まる 唐朝…

「希望は羽根をつけた生き物…」エミリ・ディキンスンの詩より

// 師走ですから、また 寒くなるのでしょうが、 このところ 穏やかな暖かい日が続きます。 「希望は…」エミリ・ディキンスン(柄入り色紙) 「希望」は羽根をつけた生き物―― 魂の中にとまり―― 言葉のない調べをうたい―― けっして休むことがない―― そして甘美…

金子みすゞさんの詩より「みんなちがって、みんないい」-常識という名の集合意識にご用心

// 金子みすゞさんの詩 “私と小鳥と鈴と” 以前、はがきに、試し書きしたものを載せたことがあった。 koboaoineko.hatenablog.com その時、色紙に書いたものをいずれ、といったのが、こちら。 「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ (色紙) 私が両手をひろげても、…

飛翔-鳥も詩人も私たちも…『カモメに飛ぶことを教えた猫』

// 今日から師走。 年末になって、振り返ると いろいろあっても、一年が 飛ぶように過ぎた感じがします。 飛ぶ、といっても、今日の一枚はこちら。 「飛翔」 (はがき) 物事は常に変化している。 私たちも 今いるところから飛び立とうとしていたり 新しいス…