Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

新生-新たに生まれかわる

 

また寒くなったりしながらも

土の中から、緑の小さな芽が

そこかしこに、顔をのぞかせている。

 

明日は、新月。日食だそうですね。

私たちも、毎日新たなスタートを

続けているともいえるかも。

 

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    『新生』    (はがき)

 

古代の篆書体(金文)による。

位牌を作る木を神意によって選び、新しく切り出すことが

「あたらしい、はじめ」の意味になる「新」

「生」は草が生え出る形。生長することから、人が「うまれ、

そだつ、いきる、いのち」の意味となったという

       (白川静常用字解』より)

 

常に自然の中では新たな始まりがあり、

また私たちの小さくとも

新たな決意(芽生え)といったものを大切にしたい。

そのような想いもシンプルに表わせたら…。

 

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あるいは、何かを取り壊して、

また新たに創り上げるという

新生もある。

 

終わりがあれば、始まりもあるように、

絶え間ない循環を感じる季節の変わり目。

 

特に春は、装いも新たというか

刷新するようなエネルギーを

感じさせてくれますね。

 

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一字書『華』-今日の一枚

  

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   「華」 はがき(和紙ぼかし)

        「額入りサイズ:30.5×25.5㎝」

 

花びらが美しく咲き乱れている形の象形。

咲き乱れている花の形であるから、

「はな、はなやか」の意味となる。

白川静『常用字解』より)

 

咲きほころぶ花の様子からきている “華”の

篆書体。

やわらかく明るく楽しい雰囲気を

青墨を使って

ピンク色のぼかしの和紙はがきに

表わしました。

 

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季節の変わり目は、天候が安定しませんが、

やわらかな日差しのなか、

花々が咲き乱れる春も近づいてきました。

 

まさに、華やいだ季節である

春の到来を想いつつ、

今日の一枚でした。

 

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「まぶしいはるが」二題-まどみちおさんの詩

 

春並みに、気温が高いようですが

すごい風ですね。

春一番になるのか…な

二月も半ば過ぎると、

こういう日も出てきますね。

 

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  「まぶしいはるが」 まどみちお   大判はがき

 

きのめが おきる

もうすぐ おきる

みている ゆめが

まぶしい はるが

もう くるからよ

 

ちょうちょを

つれて

ゆきのやま

こえて

ひとりで ひとりで

もう くるからよ

 

こちらでも、おなじみの

まどみちおさんの詩です。

 

説明いらないですね(笑)

 

先に、大判はがき(二層紙)を上げましたが、

この詩を最初に書いた時は、

和紙の柄入り便せんでした。

柔らかな風合いの紙です。 

 

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ちなみに、二層紙というのは、重単宣、つまり紙が二重なので

筆力も少しいりますが、うまく墨がのれば深みも出るので、

大作にはよく使いました。(単宣だと、強い線を引いて、

墨がたまり、紙が切れてしまう場合もあるのです)

このはがきの場合は、絵手紙などに使うようですね。

 

話がそれましたが、

季節の変わり目になってきて

気温も変動が大きくなりそうです。

確かに、

まどさんの詩のように、木の芽が起きてきて、

地面からは、緑の新芽があちこちで見られ、

春はすぐそこという感じになってきました。

風、おさまってくれないかな。

  

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見えないもの-金子みすゞさんの詩

 

今日も晴れ、

風がないので、穏やかな日和になりそう。

寒さの中に、少しずつ春の兆しも

感じ始めています。

  

 

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 「見えないもの」  金子みすゞ   (色紙)

 

 ねんねした間になにがある。
  
 うすももいろの花びらが、
 お床の上に降り積り、
 お目々さませば、ふと消える。

 誰もみたものないけれど、
 誰がうそだといいましょう。

 まばたきするまに何がある。
 
 白い天馬が翅のべて、
 白羽の矢よりもまだ早く、
 青いお空をすぎてゆく。

 誰もみたものないけれど、
 誰がうそだといえましょう。

    「見えないもの」 金子みすゞ

 

 金子みすゞさんの詩です。

 

金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)

金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)

 

 


別に透視するまでもないですが(笑)

目に見えるものが全てでないわけですから

また

見ているようで実は、

よく見ていなかったりしますし、

日々感じることや、素朴な感覚というのは

ほんとうに大切にしたほうがいいなと思います。

みすゞさんの詩もこのテーマは

繰り返し出てきますが、

大事なものや豊かなものは・・

「大切なものは目にみえない、心で見なくちゃ…」

星の王子さま』にもありますね。

 

 

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和楽-日本のこころは調和

 

昨日は冷たい雨でしたが、今日は晴れ。

風も強く、まだまだ寒いですね。

それでも、二月も10日。

明日は、満月(月食)ですが、

春が待ち遠しいだけでなく、

また時の流れも早いように感じます。

  

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   「和楽」    はがき

 

「和楽」(わがく)と読めば、邦楽の意味もありますが

(わらく)には、なごやかに楽しむ、の意があります。

 「和」という字は、誓約して講話するということから、

平和な状態に戻す、つまり「やわらぐ、なごむ」となります。

           (白川静常用字解」より)

 

ところで、日本人なら、和の楽しみといった場合、

和風の味わいと感じて、いろいろ思いつくでしょう。

しかし、感覚的にはとらえられても、

では、日本的な「和」とは何のこと?

「調和」かなぁ…

とぼんやり思っていたら

ぱらぱらと拾い読みしていた

こちらではおなじみの?白川先生の

本にもありました。

 

純粋に日本語的な概念としての「いき」という言葉から

相対的に調和的、簡素な美しさという特性があると。

 

相対する二つのものの調和的な感覚、調和的な美しさと

いうものが日本的特性である。

外来のものを自由に柔軟に、この風土に適したものとして

完成するという文化の特徴でしょう、と。

白川静氏による文字講和をまとめた平凡社のシリーズの

一巻目「白川静文字講話〈1〉」 

 

白川静文字講話〈1〉

白川静文字講話〈1〉

 

 

確かに

西洋に比して、自然と乖離しない東洋の中でも、

その四季折々の自然と和して、

独特の文化を育んできた風土。

 

日本人として持つ、おそらく生来の

美的感覚などの繊細さ、

異質なものを柔軟に取り入れて、

独自に変えていけるといったものも、

ダイナミックに激動し、変化の進む時代にあってこそ、

どこかで活かされていけるのではないか

とも感じます。

 

世界に貢献していく道の根底に、

和のこころが

あるといえるかもしれません。

 

まずは、

本来、大らかで自由・柔軟である調和のこころを持って

日々のあらゆることを楽しみたいものです。

 

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エミール・クーエ(自己暗示法の祖)の万能処方

 

春先になってきたからか、

風が強い日も多いです。

 

さて、人は知らずして、

常にセルフトークをしているものですが、

使っている言葉は、これまた思いのほか

自分自身に影響を与えているといいます。

意識していい言葉を言い聞かせると

それも作用するということで

自己暗示というものがありますね。

 

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「私は毎日あらゆる面で…」エミール・クーエ(はがき)

 

善きにつけ悪しきにつけ、どんな思いも具体化します。物質化し現実化するのです。自分が自分を作り出すのであり、境遇が作り出すのではありません

 

どんな病に対しても『私は毎日すべての面でよくなっている』という一般的で漠然とした文句を私が使っているのを不思議に思う人もいるでしょう。無意識は細かいことを必要としないというのがその理由です。『すべての面でよくなっている』という一般的な暗示だけで、各種の器官は説得され、それぞれの機能を改善し始めるのです。私は長年の診察を実験の中でこれを確かめています。患者が解放されたいと願う特定の病ばかりか、忘れていた故障まで治してしまうのを何度となく見ています

 

自己暗示法の開祖といわれ、

いわゆるポジティブ・シンキングの祖とも呼べる

エミール・クーエ博士(1857-1926)の本からの抜粋です。

  

暗示で心と体を癒しなさい!

暗示で心と体を癒しなさい!

 

 

クーエ博士が、万能処方として呈している一文が、今回の

私は毎日あらゆる面でますますよくなっている

 

(仏語)

Tous les jours, a tous points de vues, je vais de mieux en mieux.

(英語)

Day by day, in every way, I'm getting better and better.

 

「努力なしに」楽な状態で、静かに

(就寝前などに、繰り返し)

唱えることをアドバイスしています。

「無意識は、細かいことを必要としない」ということで、

シンプルですね。

 

現代での、いわゆる

アファメーション(肯定的宣言文)の走りともありましたが、

クーエの本は、時代の違いを差し引いても、

さすがに先駆者の叡智に満ちています。

 

巻末の「人生が豊かになるクーエの言葉」も

なかなかいい内容です。

 

ところで、筆で、こうしたアファメーションを書くのも

いわゆる、何か、

座右の銘などを書いたりするのと同じ感覚です。

心に銘記しておきたい言葉などを、折にふれて

常に眺めているためには、確かに効果的だと思います。

 

くだんの白川静氏の『常用字解』にもありますが、

 

常用字解 第二版

 

もともと“書”という漢字が、

聿(いつ)と者とを組み合わせた形で

聿は筆を手(又)に持つ形で、筆をいい、

者は、堵(かき)の元の字という。

古代に、集落の周囲を土塁で囲って、侵入を防ぎ、

そこにお札のように祝詞を埋めて呪禁(まじない)とし、

そのお札に記した神聖な文字を書という、と。

のちに、任命の書などをいい、やがて、

「かく、ふみ、書物、文字、手紙」の意味になり、

書法によって書かれた書道の意味となったとあります。

 

確かに、筆文字で書かれると、言霊の

パワーが増すようにも感じられます。

 

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歩き始めたみいちゃんー童謡「春よ来い」

 

立春ですね。

旧暦の新年でもあります。

節分も過ぎ、暦では春の訪れを感じ始めますね。

とはいえ、季節はまだ寒さ厳しい時期だったり

するのですが…。

  

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 「春よ来い」 相馬御風(色紙)

 

   春よ来い
 早く来い
 あるきはじめた
 みいちゃんが
 赤い鼻緒の
 じょじょはいて
 おんもへ出たいと
 待っている

 春よ来い
 早く来い
 おうちのまえの
 桃の木のつぼみも
 みんなふくらんで
 はよ咲きたいと
 待っている

 

作詞者の相馬御風(1883-1950)は、新潟は糸魚川の詩人で

みいちゃんは長女がモデルといわれています。

弘田龍太朗の曲。

この季節に想い浮かぶ童謡です。

 

言わずとしれた童謡「春よ来い」ですが

作者の相馬御風は、新潟の糸魚川市の方だったのですね。

調べて知って、納得…

それは、待ち遠しい春でございましょう。

私は雪深い地方の出身ではありませんが

今は亡き母は子供の頃、豪雪地帯の長岡で、

2階の屋根から出入りして

スキーをはいて学校に行ったこともあった!

という話でした。

 

さて、春よ来いの作曲は弘田龍太朗だそうで

「鯉のぼり」「浜千鳥」「雀の学校」の、

といえば、あーなるほど。

私は、若者とお年寄りの間?という年代もあって、

それほど童謡をうたったとも思えないけど

今やレトロな趣も手伝って、やはりいいですね。

ところで、作詩者の上のお嬢さんがモデルといわれる

みいちゃんが履いてる

赤い鼻緒の‘じょじょ’って何?

ってかたもいるでしょう

‘草履’の幼児語だそうです。

草履というと着物に限られてしまいそうですが

下駄、トングサンダル、結構日本人好きなのかも、ですね。

あー、早くサンダル履いて歩ける季節が恋しい

おいおい、それは一足飛びでしょ

まず、春よ来い、ですね。

 

蛇足ながら、色紙に貼った小物(じょじょと花)は

手編みです(笑)

 

 

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