春を前に、逡巡するような寒の戻り。
冷たい雨、明日は雪交じりの予報も出ているが
ちょっと季節をフライングして
春の日差しが強く感じられる暮鳥の詩から。
『光』 山村暮鳥 (はがき)
かみのけに
ぞつくり麦穂
滴る額
からだ青空
ひとみに
ひばりの巣を発見け
日本の近代詩の根幹をなす活躍をした詩人。
こちらは、詩集『聖三稜玻璃』にある「光」という詩。
ふりそそぐ陽の光のもと、
肉感的な躍動感を伴って伝わってくる、
根源的な生命力のような強さ…。
後年、暮鳥は罹病して牧師職を離れ、文筆家に専心。
より自然で簡素、思索的になっていく詩にも
印象的なものが多く、書いてみたいと思っています。
ところで、今日のメインブログに
こちらでよく書いている詩人エミリー・ディキンスン
その伝記映画が今夏、上映されるという話を知り、
載せています。
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