Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

「人生感意気」(人生意気に感ず)

 

 

 今日も晴れましたが、

 

暦では大雪、

 

いよいよ冬らしくなってくる時期ですね。

 

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「人生感意気」 魏徴  (大判はがき15×20㎝) 

 

人生意気に感ず(じんせいいきにかんず)

 

中原還逐鹿 投筆事戎軒

(中原還た鹿を逐い 筆を投じて戎軒を事とす)

から始まる

唐朝の魏徴の五言古詩

「述懐」の最後から二つめにあります。

季布無二諾 候嬴重一言

(季布二諾無く 候嬴一言を重んず)

人生感意氣 功名誰復論

(人生意気に感ず 功名誰か復た論ぜん) 

 

この詩は、魏徴が自ら進んで大命を受け、

強大な反唐勢力の地を掌中に収めようと出ずる際の、

慨然として自己の決意と抱負を述べた不朽の名篇。

       (『新修墨場必携(下)』より)

 

で、よく引き合いにだされるのが、最後の二行の

「人生意気に感ず、功名誰か復た論ぜん」 

 

心や物事を動かすのは、

人の気概(心意気)に感じ入るものが

あることであって、

功名手柄など問題でない、

という言葉になります。

 

この言葉、私の父も好きだったようで、

父が他界した後に偲んで、書展で、

半切(掛け軸)に書いた思い出があります。

 

確かに、人生で、(利することなど意味もないほどの)

この人は、これは、と熱く気持ちを奮い立たせるような

深く感じ入る出会いというのは、貴重なものですね。

 

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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