Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

楽只ー楽しむこと 『詩経』より

 

 

今日は、だんだん晴れてきました。

 

明日は、大寒

 

文字を見るだけで寒そうです(笑)

 

冬真っただ中ですね。

 

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「楽只」 詩経より  (はがき)

 

楽只(らくし)とは、楽しむこと。

 

出典は、中国の古典(詩集)である詩経

 

中に、「楽只君子」(楽しきかな君子)という語が

 

みうけられる。

 

詩経は、大きく「風」「雅」「頌」の三つに分かれ、

 

その中の「雅」小雅にある一節にもあります。

 

楽只君子、邦家之光、楽只君子、万寿無彊

 

楽しむ君子は、国家の光であり、

限りなく万寿を得て栄えるだろう。

 

ちなみに「風雅」という言葉は、

 

この詩経を代表する「風」「雅」から、

 

詩歌、そうした芸術的なものをあらわすようになったと

 

いうことでもあります。

 

いずれにせよ、楽しむことは大事だということで、

 

この言葉を冠しているお店や品も少なくないようです。

 

まあ、君子たらずとも、純粋に楽しんでいる様子は

 

こちらまで、幸せに感じられたりしますね。

  

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同じ字体で、もう一枚。

 

楽という字は、象形で、

古代の甲骨文字から、とって書いています。

もとは、柄のある手鈴の形で、

舞楽でこれを振って神をたのしませるのに使用したことから。

 

只という字は、この言葉では、助辞で

調子を整えるためで意味はないです。こちらの

字体は、設文(解字)、最古の漢字辞書によります。

 

 今日もご覧いただき、ありがとうございました。

  

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