Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

鳥歌花舞―新春を寿ぐ。そして作者、欧陽脩の「三上」という言葉

 

 

新年おめでとうございます。

 

本年が、皆さまにとっても幸多き一年でありますように。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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「鳥歌花舞」  (はがき)

 

鳥歌い、花が舞う。

 

出典は、

 

欧陽脩もしくは、鷗陽修(北宋)の七言絶句

       

『豊楽亭游春』より

 

緑樹交加山鳥

晴風蕩漾落花飛

鳥歌花舞太守酔

明日酒醒春已帰

緑樹交加して山鳥啼き

晴風蕩漾として落花飛ぶ

鳥は歌い花は舞い太守は酔う

明日酒醒むれば春は已に帰らん

 

緑の木々の中で、山鳥が代わる代わる啼き交わす。

さわやかな春風がたゆとうて、散る花が飛び交う。

鳥歌い花舞うなか、太守(中国の官、本人のこと)は

酔ってしまった。

明日、酔いがさめれば、春は過ぎてしまっているだろう。

 

“鳥歌花舞” は、のどかな春景色のことですね。

 

新春の言葉として、よく用いられます。

 

 

ところで、この欧陽脩による有名な言葉に

 

“三上” というものがあり、

 

たいてい、文を作るのは、この三つにある時という、

 

まず、”馬上” 馬に乗っているとき

 

“枕上” 寝床に入っているとき

 

そして、”厠上” おトイレタイムでしょうか(笑)

 

わかるような気がしますね、

 

馬でないと、今なら車中でしょうか。

 

 

そして、また “三多” という言葉で

 

文章上達についても述べたようです。

 

“看多” 多く看ること、文章をたくさん読むこと

 

“做多” 多く書くこと

 

“商量多” 多く推敲すること

 

なるほどなぁ…ということばかりですね。

 

では、今年は、賢人にならって、

 

たくさん読んで、書いて、正して、

 

当ブログでも、研鑽をつんでいけたらいいなぁ。 

  

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

  

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