Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

希望は羽根をつけた生き物…

 

師走ですから、また

 

寒くなるのでしょうが、

 

このところ

 

穏やかな暖かい日が続きます。 

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「希望は…」エミリ・ディキンスン(柄入り色紙)*1

 

「希望」は羽根をつけた生き物――

魂の中にとまり――

言葉のない調べをうたい――

けっして休むことがない――

 

そして甘美のかぎりに――聞こえるのは――烈風の中――

嵐は気を悪くしているに違いない――

多くの人の心を暖めてきた

小鳥を恥じ入らせることができなくて――

 

わたしは冷えきった土地でその声を聞いた――

見も知らぬ果ての海で――

けれど、貧窮のきわみにあっても、けっして、

それはわたしに――パン屑をねだったことがない。

                  亀井俊介

 

エミリ・ディキンソンの詩の一節(太字)を書きました。

 

”Hope" is the thing with feathersー

That perches in the soulー

And sings the tune without the wordsー

And never stopsー at allー

 

And sweetest ー in the Gale ーis heardー

And sore must be the stormー

That could abash the little Bird

That kept so many warmー

 

I've heard it in the chillest landー

And on the strangest Seaー

Yet, never, in Extremity,

It asked a crumbーof Me.

                                                (J- 254 f-314)

 

 

『対訳 ディキンソン詩集』で、亀井氏が解説されています。

 

「希望」を、困難な状況にあっても甘美にうたい続ける鳥にたとえてうたう。ディキンソンは、自分を困難な状況におくことによって、生の緊張感をたかめることを常とした。そうすることによって、「希望」の意義がよりよく把握されもするわけだ。「希望」は、彼女の詩心の要(かなめ)でもあった。

 

私自身は、穏やかに過ごしたいほうで、

 

出来れば、困難は避けたいですが、

 

確かに、チャレンジのないぬるま湯のような状況では、

 

人はあまり成長しないものかもしれません。

 

著しい成長を遂げたりするのは、大変に思われた

 

何かを乗り越えたりしたときでもあります。

 

そして、いかなる時でも、

 

気づけば、希望はそこにあるというのは救いです。

 

『海外詩文庫 エミリ・ディキンスン詩集』

にも、収められています。

 

希望は心のなかにとまる

羽根のあるもの

歌詞のないうたを囀り

決して休むことはない

 

風の日にもとても優しく聞える

こんなに大勢を慰める

この小鳥を当惑させる嵐は

よほど不機嫌にちがいない

 

わたしはそれを寒い土地や

見知らぬ海で聞いたことがある

だけど今までどんなにつらくても

たしにパン屑をねだったことがない

             新倉俊一

 

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心に響く言葉を筆文字で、身近に

   

*1:上掲の作品は、工房”青い猫”でお取り扱いしています。