Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

金子みすゞさんの詩より「みんなちがって、みんないい」-常識という名の集合意識にご用心

 

 

金子みすゞさんの詩 “私と小鳥と鈴と” 

 

以前、はがきに、試し書きしたものを載せたことがあった。

 

koboaoineko.hatenablog.com

 

その時、色紙に書いたものをいずれ、といったのが、こちら。

 

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「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ (色紙)

私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)を速くは走れない。

 

私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように

たくさんな唄は知らないよ。

 

鈴と、小鳥と、それから私。

みんなちがって、みんないい。

 

 金子みすゞさんのこの詩は、とてもよく知られているし、

 

皆それぞれでいいんだよ、というメッセージが

 

閉塞感のある今の社会の中で、心をとらえるのだろう。

 

確かに、社会的であっても、

 

皆同じであろうとして安心感を得ようとするのは

 

幻想だし、実際、息苦しいものだ。

 

もともと、それぞれが、違う存在なのだから、

 

何か外側の基準に合わせるということ自体、

 

無理がある。

  

自分もそうなのだが、

 

必要以上に周りを気にしすぎるという癖を

 

手放していこうと、心がけるようになった。

 

また、見慣れないもの、違いを感じるものには

 

つい警戒心のようなものを抱くものだけれど、

 

出来るだけ、そのまま観て(客観的、観察の見る)

 

ジャッジせずに、受けとめるだけになれるよう望んでいる。

 

お互いの存在を脅かすことなく、ただそのまま

 

いやなら距離を置くなり、関わらなくてもいいことで、

 

何も必要以上に、批判や糾弾することはない。

 

私たちは、異質なものを排除しようとする社会というか

 

集団の中で、さまざまな集合意識にさらされて育ってきて、

 

そうした一般的な集合意識の想念は、思っている以上に

 

私たちのエネルギーに影響を及ぼしている。

 

普段、何気なく考えているそれは、誰の考えか、

 

常識って何? 自分にとって本当はどうなのか

 

あらためて検証してみるのは大切なことだと思う。

 

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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