昨日は冷たい雨でしたが、今日はあたたか。
晩秋になるのでしょうが、
寒くなってくると、一段と紅葉が美しくなってきます。
ちょうど、用事ついでに
ご近所さんと立ち話をしながら、
木々の色づきを愛でて
庭木の話で盛り上がるのは楽しかった。
「素朴な琴」 八木重吉 (半紙1/2)
この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美くしさに耐えかね
琴はしずかに鳴りいだすだろう
八木重吉(1898-1927)さんの詩です。
短い詩をたくさん書かれた詩人ですが、
この琴と同じく、素朴で美しい響きを持ち
心を打つものが多い。
現在は、青空文庫でも読めますが、
この詩は、『貧しき信徒』に収められています。
秋の味わいが伝わってくる詩をもう二つほど。
「響(ひびき)」
秋は明るくなりきった
この明るさの奥に
しずかな響があるようにおもわれる
「秋のひかり」
ひかりがこぼれてくる
秋のひかりは地におちてひろがる
このひかりのなかで遊ぼう
まさに、光景が浮かんでくる
こうした秋に、しばし浸っていたいですね。
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