Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

「静かな日」長田弘さんの詩-たのしむとは沈黙に聴きいること

 

 

 

冬日のあと、ちょっと寒さがゆるみ、ほっと。

 

文化の日は、晴天が多いとか

 

やはり、秋晴れでした。

  

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 葉の落ちた利休梅(リキュウバイ)と、落葉中の桜の木

 

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       「静かな日」 長田弘  (半紙)

 

目は見ることをたのしむ。

耳は聴くことをたのしむ。

こころは感じることをたのしむ。

どんな形容詞もなしに。

 

どんな比喩もいらないんだ。

描かれていない色を見るんだ。

聴こえない音楽を聴くんだ。

語られていない言葉を読むんだ。

 

たのしむとは沈黙に聴きいることだ。

木々のうえの日の光り。

鳥の影。

花のまわりの正午の静けさ。

 

気持ちのよい昼下がりに

 

日差しの移ろいと共に

 

何ということない

 

庭の草木の姿を

 

ただ眺めるのも

 

幸せなひととき。

 

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 スモークツリー グレースの紅葉

 

今回の長田弘さんの詩は、 

 

前に紹介した詩集『心の中にもっている問題』にも

 

                                      

                                    ハルキ文庫の詩集にもあります。

 

koboaoineko.hatenablog.com

 

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