台風が来たり、
なかなか陽気が定まらず、
もう例年通りという言い方は通用しない
昨今の気候ですが、やはり
辺りを見渡せば、秋の風情が漂う。
「すすき」 まどみちお (半紙)
――すすきのほ
では どうも
ぶっきらぼうに つったった
すすきのぼう
――すすきの ほ
と 一じあけると はじめて
かぜに あそぶ
ゆらゆら すすき
ゆるのつきまで
においそうな…
青空のもと、風に揺れるすすきの穂
群生している姿は、見事な秋の風物詩。
いつしか、家の小庭にも根付いて
桜の木の下で、こじんまりとゆらゆら…
猫じゃらし(狗尾草/エノコログサ)もあるわ、
雑草パラダイス? いや、
そういえば、
昭和天皇のよく知られたお言葉がありましたっけ。
雑草ということはない。どんな植物でも、みな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方でこれを雑草としてきめつけてしまうのはいけない。
当時の入江侍従長のお話
(『宮中侍従物語』)の中にあるエピソードだそうです。
まどさんの詩を読んでも、感じることですが、
地球には、いろいろな生き物の営みがある。
とかく、私たち人間(ヒト)は、
自分たちの都合で、一方的になりがちな生き物。
出来るだけ、広くて大きな視野を持ちたいな。
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