読書好きの方でしたら、
好きな本に囲まれて、読みふける生活に
憧れたことがあるかもしれません。
子供の頃のイメージでは、
『ムギと王さま』の挿絵(E・アーディゾーニ)の
本の小部屋だったり、『足ながおじさん』の主人公が
部屋に籠って、本を読み耽るひとこまだったり。
さて、物語だけでなく、詩というのも魅力的です。
「詩」 エリノア・ファージョン (色紙)
詩って何? わかる?
バラでなくて、その香り。
空でなくて、その光り。
虫でなくて、その動き。
海でなくて、その響き。
私でなくて、この身に
見せて、聞かせて
感じさせてくれるもの。
普通の文章で表わせないもの。
そんなものだってこと、わかる?
エリノア(もしくはエリナー)・ファージョンは、
『ムギと王さま』などで知られた児童文学作家。
この詩に出会ったのは、瀬田貞二さんの
新書『幼い子の文学』の中です。
瀬田貞二氏は、児童文学の名訳でも有名な方ですが、
子供の文学を心から愛してやまない情熱が伝わってきます。
このファージョンの詩は、まさに言い得て妙
瀬田氏もいうとおり、
“詩というものの本質”を
実によくあらわしていると思います。
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