9月も晦日、
何をしていても、いなくても、
暦では、時が移ろっていきます。
気づけば、あたりもすっかり
秋めいてきましたね。
「こんなにたしかに」 まどみちお (色紙)
ここは宇宙の どのへんなのか
いまは時間の どのへんなのか
鉱物たち はてしなく大らかで
植物たち かぎりなくみずみずしくて
動物たち いつも真っ正直で
この数えきれないまぶしい物(もの)物物の中の
ひとつぶの生き物 ぼくたち
こいびとたち 美しく
父母たち やさしく
友だちみんな たのもしく
たべもの みんな おいしく
やらずにおれない素晴らしいこと
山ほど あって
生かされている!
自分で生きているかのように
こんなに たしかに!
詩人まどみちおさん。
やさしい言葉で、身近なものから、
広く深い世界を伝えてくれます。
たくさんの詩集が出ていますが、
初期のまど・みちお全詩集を持っていて
(今は新訂版が出ているようです)
厚い本なのですが、たまに頁を繰ると
視線が切り替わるというか、謙虚な
新鮮な気持ちになります。
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心に響く言葉を筆文字で、身近に