Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

色紙

「楽喜」(金の丸窓色紙)

// 2023年のお正月。 新年おめでとうございます。 最近、居間の片隅の色紙額の入れ替えを よくするようになって、お正月に入れた もしかしてこの一枚載せてなかったかも、と(笑) 「楽喜」(丸窓金色紙) 何て読むんだろうか(笑) 左から「ラッキ(ー)」 …

“孤独な鳥の条件”サン・フォン・デ・ラ・クルス-カスタネダの『未知の次元』冒頭の詩

// “孤独な鳥の条件は五つある” (金雲ぼかし色紙) 孤独な鳥の条件は五つある 第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ 第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされない その同類にさえもわずらわされない 第三に孤独な鳥は嘴(くちばし)を空に向ける 第四に孤独…

詩心をひきだす-「風に言葉」高田敏子さんの詩

// 今年も、いつのまにか半年にもなろうと、 今日は夏至。 更新が遅くなり、 梅雨の時期になりましたが、 今回の詩は、 爽やかな雰囲気もあります。 「風に言葉」 高田敏子詩 (色紙) 馬は 優しい目をあげ 耳を澄ます 太陽の光はきらめき ポプラの枝先はゆ…

「どうしていつも」-まどみちおさんの詩より

// 早いもので 今年もゴールデンウィークに入り、 5月になろうとしていますね。 「どうしていつも」(色紙作品) 太陽 月 星 そして 雨 風 虹 やまびこ ああ 一ばん ふるいものばかりが どうして いつも こんなに 一ばん あたらしいのだろう まどみちお/詩 …

 「花開蝶自来」(色紙)ー花開けば、蝶自ら来たる

// 今年も、早いもので、 今日は、春分の日ですね。 時節では、本格的な 新しい始まりとされています。 季節もエネルギーも新たな流れで 大きく動き出します。 「花開蝶自来」 禅語 (色紙) 花開けば、蝶自ら来たる 意図することもなく、自然の営みでは 花…

歩き始めたみいちゃんー童謡「春よ来い」

// 立春ですね。 旧暦の新年でもあります。 節分も過ぎ、暦では春の訪れを感じ始めますね。 とはいえ、季節はまだ寒さ厳しい時期だったり するのですが…。 「春よ来い」 相馬御風(色紙) 春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒の じょじ…

「ぼくの花」まどみちおさんの詩より-オンリーワンを大切に

// 御用納めの方もいらしたでしょうか。 今年もあと三日ほどになりましたね。 新年を前に、明日は新月です。 このところ、いろいろなものが 新しく切り替わっていくように感じます。 「ぼくの花」 まどみちお (色紙) 朝から かいている花の 絵がようやっと…

『世界童謡集』より-かつての子供と再会して思い起こす何か「森は栗いろ 銀ねずみ…」

// クリスマス・イブですね。 また少し、寒くなってきました。 この時期しかかけないクリスマス音楽を salonshiroineko.hatenablog.com とっかえひっかえかけています(笑) 「森」マージョリー・ウィルスン (色紙) 森は栗いろ 銀ねずみ。 森は女王じゃな…

「一杯の水」メイ・サートンの詩より-透明な活力

// 日中は穏やかな感じだったが、 だんだん曇ってきて、雨が降り出してきた。 晴れると嬉しいが、乾燥気味になると 大地へのお湿りもありがたい。といっても、 夜中に、強く降る予報も。ほどほどがいいですが…。 「一杯の水」 メイ・サートン (色紙) ここ…

「希望は羽根をつけた生き物…」エミリ・ディキンスンの詩より

// 師走ですから、また 寒くなるのでしょうが、 このところ 穏やかな暖かい日が続きます。 「希望は…」エミリ・ディキンスン(柄入り色紙) 「希望」は羽根をつけた生き物―― 魂の中にとまり―― 言葉のない調べをうたい―― けっして休むことがない―― そして甘美…

金子みすゞさんの詩より「みんなちがって、みんないい」-常識という名の集合意識にご用心

// 金子みすゞさんの詩 “私と小鳥と鈴と” 以前、はがきに、試し書きしたものを載せたことがあった。 koboaoineko.hatenablog.com その時、色紙に書いたものをいずれ、といったのが、こちら。 「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ (色紙) 私が両手をひろげても、…

「誰が風を見たでしょう?」クリスティーナ・ロセッティー童謡~ヴィクトリア朝の妖精物語

// 日中は陽が差すとあたたかでしたが、 さすがに、さっと気温も下がり、日も暮れる。 庭も、ようやく少しずつ、枯れた枝葉や 鉢物などを片付けて、冬支度へ。 そしたら、家の中も見回したくなった(笑) 「風」クリスティーナ・ロセッティ (色紙) だあれ…

「一粒の砂に世界を…」-無垢の予兆(ウィリアム・ブレイク)より

// 11月になりました。 今年もあとふた月ですね。 午後には、雨は上がり、 青空も広がりましたが、 結構、寒くなってきました。 「一粒の砂に世界を…」ウィリアム・ブレイク 色紙) 一粒の砂に世界を 野の一輪の花に天を観る 手のひらに無限を 一時(ひとと…

「星とたんぽぽ」見えぬものでも…ー金子みすゞさんの詩より

// 今日は、曇りがちでしたが、 辺りは、秋が深まってきました。 空を見上げたり、紅葉と落ち葉の中、 歩くのにいい季節です。 「星とたんぽぽ」 金子みすゞ (色紙) 青いお空の底ふかく 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでる 昼のお星は眼にみえぬ …

「私たちは皆…」アボリジニの格言より

// 昨日は、寒かったですが、 今日は、秋晴れ、 布団を干して、ようやく冬仕様の用意。 夜は、結構寒くなってきましたが、 お月様がきれいです。 「私たちは皆…」アボリジニの格言 (色紙) 私たちは皆 今この時空への訪問者である 全ては来て、過ぎていく …

「小石はなんて幸せなんだ」ーエミリー・ディキンスンの詩より

// 久しぶりに、 朝から、秋晴れでした。 それでも、夕刻には、 あっという間に日が暮れる。 秋の日は、釣瓶(つるべ)落としといいますが、 季節は、どんどん移ろっているのですね。 「小石はなんて幸せなんだ」エミリ・ディキンスン (色紙) 小石はなんて…

「青い蝶」ーヘルマン・ヘッセの詩より

// 雨もよく降りますが、 晴れると、すっかり秋らしく なった外が気になります。 家の小庭にも、花の周りに蝶々がやってきます。 青い鳥ではありませんが、青い蝶は幸せのシンボルとか。 ちなみに、工房は、青い猫です(笑) 「青い蝶」 ヘルマン・ヘッセ (…

「詩って何?」-エリノア・ファージョン

// 読書好きの方でしたら、 好きな本に囲まれて、読みふける生活に 憧れたことがあるかもしれません。 子供の頃のイメージでは、 『ムギと王さま』の挿絵(E・アーディゾーニ)の 本の小部屋だったり、『足ながおじさん』の主人公が 部屋に籠って、本を読み…

「こんなにたしかに」-まどみちおさんの詩より

// 9月も晦日、 何をしていても、いなくても、 暦では、時が移ろっていきます。 気づけば、あたりもすっかり 秋めいてきましたね。 「こんなにたしかに」 まどみちお (色紙) ここは宇宙の どのへんなのか いまは時間の どのへんなのか 鉱物たち はてしな…

読もうとさえすれば-「手紙」鈴木敏史さんの詩

// 以前のように、 切手や便箋・封筒には 興味はあるものの、 めっきり書かなくなった手紙。 それでも、届くと嬉しいものです。 「手紙」 鈴木敏史 (模様入り色紙) ゆうびんやさんが こない日でも あなたに とどけられる 手紙はあるのです ゆっくり 過ぎる…

夢見つつ深く植えよーメイ・サートン

// 本好きには、時に タイトル(題名)に惹かれて読む本というのもあるが これもそう。 ベルギー(アメリカに移住)の作家・詩人 メイ・サートン(1912-1995)の自伝的エッセイ。 エッセイといっても、気骨ある文章で 詩作家の繊細な味わいと共に、 思索的…

幸せであることがあなたの自然な状態である-エイブラハムの言葉

// 晴れると暑いですね。でも、ふと、 残暑から、秋晴れの線引きはどこか…と(笑) 時折、運動会らしい放送の音も聞こえてくる土曜日。 家で、こうしてパソコンに向かう時にも、 世間ではそれぞれまた、違う世界が広がる。 (ミニ色紙 12×13.5㎝) 幸せであ…