Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

新元号「令和」/漢字の語源からー神意(自分自身)に従い和していく…

// 4月に入り、新元号「令和」が 発表されましたね。 平成最後の月で、5月から新元号と なります。 個人的には普段、西暦を使っているので 元号は文化のひとつみたいなんですが…。 新元号は、出典が万葉集ということで 国書からということが強調されていま…

“草をむしる” 八木重吉さんの詩-無心ということ

// 「草をむしる」八木重吉/詩 (半紙) 草をむしれば あたりが かるくなってくる わたしが 草をむしっているだけになってくる 草むしりといえば 主に夏なのでしょうが 庭などがあれば季節を問わず 必要な作業でもあります。 何でもそうですが ただひたすら …

“孤独な鳥の条件”サン・フォン・デ・ラ・クルス-カスタネダの『未知の次元』冒頭の詩

// “孤独な鳥の条件は五つある” (金雲ぼかし色紙) 孤独な鳥の条件は五つある 第一に孤独な鳥は最も高いところを飛ぶ 第二に孤独な鳥は同伴者にわずらわされない その同類にさえもわずらわされない 第三に孤独な鳥は嘴(くちばし)を空に向ける 第四に孤独…

「温故知新」古きをたずねて新しきを知る-現代こそ必要とされる知恵

// 最近、そういえば いろいろな場面で想起される 言葉のひとつです。 「温故知新」 (大判はがき15×20㎝) 論語にある言葉ですね。 「子曰く、故きを温めて、 新しきを知れば、以って師と為るべし」 古きをたずねて新しきを知る つまり、 昔のことを尋ね求…

「一期一会」そして「独座観念」-出会いを尊び味わう心

// 「一期一会」(いちごいちえ) はがき 一期というのは、仏教の言葉で一生を意味するそうです。 そして「一期一会」とは この度の茶会においての出会いは、 またくり返すことのない一度限りのものと心得て、 主客とも誠意を尽くすべしという主旨の言葉とし…

「随流去」-流れに随っていく

// 月日の経つのは早いものですね。 と書いて、ふと思いました。 時間の感覚は人によって違うな… 一月も(既に)半ば、それともまだ半ば 皆様はどちらでしょうか。 「随流去」ずいりゅうこ (水色ぼかし手漉きはがき) さてその昔、山に入って道に迷った僧が …

七夕に和歌を書きたくなった頃-たなばたのとわたる舟の梶の葉に…

// (水玉はがき) たなばたのとわたる舟の梶の葉にいく秋書きつ露の玉づさ (俊成)【通釈】七夕の天の川の川門を渡る舟の梶――その梶の葉に、 秋が来るたび何度書いたことだろう、 葉に置いた露のように果敢ない願い文(ぶみ)を。(藤原俊成 千人万首より)…

詩心をひきだす-「風に言葉」高田敏子さんの詩

// 今年も、いつのまにか半年にもなろうと、 今日は夏至。 更新が遅くなり、 梅雨の時期になりましたが、 今回の詩は、 爽やかな雰囲気もあります。 「風に言葉」 高田敏子詩 (色紙) 馬は 優しい目をあげ 耳を澄ます 太陽の光はきらめき ポプラの枝先はゆ…

「えにしだの黄色は雨もさまし得ず」-高浜虚子の句 

// 風薫る五月。 それにしても、雨が降ると肌寒かったりもして もう、この季節だから暑いとか寒いじゃなくて、 その日その日の気温という感じでしょうか。 着るものもね…。 (はがき) えにしだの黄色は雨もさまし得ず 高浜虚子 雀が並ぶ様とするのか“金雀児…

「どうしていつも」-まどみちおさんの詩より

// 早いもので 今年もゴールデンウィークに入り、 5月になろうとしていますね。 「どうしていつも」(色紙作品) 太陽 月 星 そして 雨 風 虹 やまびこ ああ 一ばん ふるいものばかりが どうして いつも こんなに 一ばん あたらしいのだろう まどみちお/詩 …

「萬物生光輝」-万物、光輝を生ず

// 4月の始まりは、まるで冬のようでしたが 今日は晴れて、日差しも戻り、 この後、日に日に 春らしくなってくるようですね。 「萬物生光輝」 はがき 読みは、 ばんぶつこうきをしょうず 出典は、古楽府(六朝以前の古詩) 「長歌行」にあるようです。 陽春…

ちいさなことり-まどみちおさんの詩より

// 3月も終盤だが、 とても暖かい日というのがなくて、 今日もここら辺は冷たい雨となっている。 その後は、いよいよ春らしくなってくるのかな。 「ちいさなことり」 まどみちお (絵柄入りはがき) まどみちおさんの詩です。 ちいさな ことりが よんだので…

 「花開蝶自来」(色紙)ー花開けば、蝶自ら来たる

// 今年も、早いもので、 今日は、春分の日ですね。 時節では、本格的な 新しい始まりとされています。 季節もエネルギーも新たな流れで 大きく動き出します。 「花開蝶自来」 禅語 (色紙) 花開けば、蝶自ら来たる 意図することもなく、自然の営みでは 花…

山村暮鳥の詩『光』より

// 春を前に、逡巡するような寒の戻り。 冷たい雨、明日は雪交じりの予報も出ているが ちょっと季節をフライングして 春の日差しが強く感じられる暮鳥の詩から。 『光』 山村暮鳥 (はがき) かみのけにぞつくり麦穂滴る額からだ青空ひとみにひばりの巣を発…

ハミングバード-「まわる輪の」エミリー・ディキンソンの詩

// 日差しがあるとちょっと暖かだけれど、 やはりまだ寒い。特に朝晩は冷え込む。 花咲き乱れ、軽やかに過ごせる季節も、 遠くないはずで、待ち遠しいこの頃です。 「まわる輪の」E・ディキンスン 半紙1/2 まわる輪の 消える軌道 エメラルド色の反響 コチ…

「空と海」-金子みすゞさんの詩

// ようやく暖かな晴天となりました。 今日は、暦(二十四節気)でも 虫たちも這い出すという啓蟄ですね。 「空と海」 金子みすゞ (はがき) 春の空はひかる、 絹のよにひかる、 なんでなんでひかる。 なかのお星が 透くからよ。 春の海はひかる、 貝のよに…

「祥雲」-めでたい雲

// 3月になりましたね。 風がまだ寒いですが、 日差しは春めいてきている。 「祥雲」 はがき めでたい(吉兆の)雲。瑞雲に同じ。 「祥」の字は"めでたい"しるしの意。 墨場必携の出典には、米芾(北宋の書家) 吉兆ということで、招福・吉語。 新春の時期…

「新生」-新たに生まれかわる

// また寒くなったりしながらも 土の中から、緑の小さな芽が そこかしこに、顔をのぞかせている。 明日は、新月。日食だそうですね。 私たちも、毎日新たなスタートを 続けているともいえるかも。 『新生』 (はがき) 古代の篆書体(金文)による。 位牌を…

一字書『華』-今日の一枚

// 今日の一枚です。 「華」 はがき(和紙ぼかし) 「額入りサイズ:30.5×25.5㎝」 花びらが美しく咲き乱れている形の象形。 咲き乱れている花の形であるから、 「はな、はなやか」の意味となる。 (白川静『常用字解』より) 咲きほころぶ花の様子からきて…

「まぶしいはるが」二題-まどみちおさんの詩

// 春並みに、気温が高いようですが すごい風ですね。 春一番になるのか…な 二月も半ば過ぎると、 こういう日も出てきますね。 「まぶしいはるが」 まどみちお 大判はがき きのめが おきる もうすぐ おきる みている ゆめが まぶしい はるが もう くるからよ…

「見えないもの」-金子みすゞさんの詩より

// 今日も晴れ、 風がないので、穏やかな日和になりそう。 寒さの中に、少しずつ春の兆しも 感じ始めています。 「見えないもの」 金子みすゞ (色紙) ねんねした間になにがある。 うすももいろの花びらが、 お床の上に降り積り、 お目々さませば、ふと消え…

「和楽」-日本のこころは調和

// 昨日は冷たい雨でしたが、今日は晴れ。 風も強く、まだまだ寒いですね。 それでも、二月も10日。 明日は、満月(月食)ですが、 春が待ち遠しいだけでなく、 また時の流れも早いように感じます。 「和楽」 はがき 「和楽」(わがく)と読めば、邦楽の意味…

エミール・クーエ(自己暗示法の祖)の万能処方-『暗示で心と体を癒しなさい!』

// 春先になってきたからか、 風が強い日も多いです。 さて、人は知らずして、 常にセルフトークをしているものですが、 使っている言葉は、これまた思いのほか 自分自身に影響を与えているといいます。 意識していい言葉を言い聞かせると それも作用すると…

歩き始めたみいちゃんー童謡「春よ来い」

// 立春ですね。 旧暦の新年でもあります。 節分も過ぎ、暦では春の訪れを感じ始めますね。 とはいえ、季節はまだ寒さ厳しい時期だったり するのですが…。 「春よ来い」 相馬御風(色紙) 春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが 赤い鼻緒の じょじ…

あらためて自己紹介

// このブログを始めて、5カ月ほどになりますが、 旧暦の新年に あらためての自己紹介を、 というか書歴など…。 (記事の合間にひっそりと・笑) ニックネームの shoyo(章燿)というのは、 書の雅号です。 7歳の時に、膝の手術をして、 ちょっと足が不自由…

ジェイムズ・カーカップ-「詩人」という詩

// 晴れて風がないと、暖かい気もしますが やはり寒さ戻ったかな~。 明日から2月。すると 暦では、立春もすぐそこで かえって待ち遠しい春。 「詩人」 ジェイムズ・カーカップ 詩人はいつも働いてばかり ただ一刻(とき)の休みもない 何もしないように見…

「遊雲驚龍」-能書のたとえ

// 一月もあと少しですが、 明日は、今年に入っての新月。 こちらは、晴れていますが、 強い風が吹き荒れています。 「遊雲驚龍」 晋書より はがき 元の字は「游雲驚龍」とのこと。 書の題材が載っている墨場必携(上・下)で、 浮びただよう雲とおどろいて…

幼な子の喜びと悲しみ-ウィリアム・ブレイク 「無垢と経験の歌」より

// こちらは晴れていますが、 風があると、寒いです。 1月も、もう一週ほどで、2月の暦がちらつくと 春の兆しを探したくなりますね。 「喜び」という名の幼な子 ウィリアム・ブレイク (半紙) 「喜び」という名の幼な子 ぼくには名前がないんだ まだ生ま…

楽只ー楽しむこと 『詩経』より

// 今日は、だんだん晴れてきました。 明日は、大寒。 文字を見るだけで寒そうです(笑) 冬真っただ中ですね。 「楽只」 詩経より (はがき) 楽只(らくし)とは、楽しむこと。 出典は、中国の古典(詩集)である詩経。 中に、「楽只君子」(楽しきかな君…

冬来たりなば春遠からじ-「西風に寄せる歌」より

// 大寒に向かう週ですが、今季は 週末から、大寒波の襲来で、 大荒れの地域も少なくありません。 大雪が早くおさまりますように。 厳寒の時期を迎えて、より春の到来が待たれます。 「冬来たりなば…」 英詩より (はがき) 「冬来たりなば 春遠からじ」 こ…