Everyday Magic-筆に想いを

心に響く言葉や詩歌を、書でつづる

空と海-金子みすゞさんの詩

 

ようやく暖かな晴天となりました。

 

今日は、暦(二十四節気)でも

虫たちも這い出すという啓蟄ですね。 

 

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          「空と海」 金子みすゞ (はがき)

 

春の空はひかる、

絹のよにひかる、

なんでなんでひかる。

 

なかのお星が

透くからよ。

 

春の海はひかる、

貝のよにひかる、

なんでなんでひかる。

 

なかに真珠が

あるからよ。

 

こちらでも度々取り上げております

金子みすゞさんの詩です。

 

水色ぼかしの和紙のはがきに

書いています。

これを額装なり、単純なフレームに入れる時に

無地のマットだけでなく、柄や色のある紙も

ものによっては、映えたり、

イメージが深まるというか、効果的になるんだなぁと

あらためて気づいた一枚でもありました。

 

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書作品も表装を含めて、味わいが増すのと同じですね。

 

いずれにしても、詩が素晴らしいので

及ばずながら、自分でも何か形にしたくなるのですが。

  

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心に響く言葉を筆文字で、身近に

    

祥雲-めでたい雲

 

3月になりましたね。

風がまだ寒いですが、

日差しは春めいてきている。

  

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「祥雲」  はがき

 

 めでたい(吉兆の)雲。瑞雲に同じ。

「祥」の字は"めでたい"しるしの意。

墨場必携の出典には、米芾(北宋の書家)

 

吉兆ということで、招福・吉語。

新春の時期や、新しいスタートを祝福する語でもある。

安定感のある書体は、隷書体です。

 

明るく軽やかであたたかな…そうした雰囲気が

届きますように、と青墨で、

バラ色ならぬ桃色のぼかしの入った和紙のはがきに

書きました。

 

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卒業、新しい季節の始まりへの

今日の一枚です。

 

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新生-新たに生まれかわる

 

また寒くなったりしながらも

土の中から、緑の小さな芽が

そこかしこに、顔をのぞかせている。

 

明日は、新月。日食だそうですね。

私たちも、毎日新たなスタートを

続けているともいえるかも。

 

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    『新生』    (はがき)

 

古代の篆書体(金文)による。

位牌を作る木を神意によって選び、新しく切り出すことが

「あたらしい、はじめ」の意味になる「新」

「生」は草が生え出る形。生長することから、人が「うまれ、

そだつ、いきる、いのち」の意味となったという

       (白川静常用字解』より)

 

常に自然の中では新たな始まりがあり、

また私たちの小さくとも

新たな決意(芽生え)といったものを大切にしたい。

そのような想いもシンプルに表わせたら…。

 

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あるいは、何かを取り壊して、

また新たに創り上げるという

新生もある。

 

終わりがあれば、始まりもあるように、

絶え間ない循環を感じる季節の変わり目。

 

特に春は、装いも新たというか

刷新するようなエネルギーを

感じさせてくれますね。

 

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一字書『華』-今日の一枚

  

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   「華」 はがき(和紙ぼかし)

        「額入りサイズ:30.5×25.5㎝」

 

花びらが美しく咲き乱れている形の象形。

咲き乱れている花の形であるから、

「はな、はなやか」の意味となる。

白川静『常用字解』より)

 

咲きほころぶ花の様子からきている “華”の

篆書体。

やわらかく明るく楽しい雰囲気を

青墨を使って

ピンク色のぼかしの和紙はがきに

表わしました。

 

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季節の変わり目は、天候が安定しませんが、

やわらかな日差しのなか、

花々が咲き乱れる春も近づいてきました。

 

まさに、華やいだ季節である

春の到来を想いつつ、

今日の一枚でした。

 

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「まぶしいはるが」二題-まどみちおさんの詩

 

春並みに、気温が高いようですが

すごい風ですね。

春一番になるのか…な

二月も半ば過ぎると、

こういう日も出てきますね。

 

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  「まぶしいはるが」 まどみちお   大判はがき

 

きのめが おきる

もうすぐ おきる

みている ゆめが

まぶしい はるが

もう くるからよ

 

ちょうちょを

つれて

ゆきのやま

こえて

ひとりで ひとりで

もう くるからよ

 

こちらでも、おなじみの

まどみちおさんの詩です。

 

説明いらないですね(笑)

 

先に、大判はがき(二層紙)を上げましたが、

この詩を最初に書いた時は、

和紙の柄入り便せんでした。

柔らかな風合いの紙です。 

 

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ちなみに、二層紙というのは、重単宣、つまり紙が二重なので

筆力も少しいりますが、うまく墨がのれば深みも出るので、

大作にはよく使いました。(単宣だと、強い線を引いて、

墨がたまり、紙が切れてしまう場合もあるのです)

このはがきの場合は、絵手紙などに使うようですね。

 

話がそれましたが、

季節の変わり目になってきて

気温も変動が大きくなりそうです。

確かに、

まどさんの詩のように、木の芽が起きてきて、

地面からは、緑の新芽があちこちで見られ、

春はすぐそこという感じになってきました。

風、おさまってくれないかな。

  

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見えないもの-金子みすゞさんの詩

 

今日も晴れ、

風がないので、穏やかな日和になりそう。

寒さの中に、少しずつ春の兆しも

感じ始めています。

  

 

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 「見えないもの」  金子みすゞ   (色紙)

 

 ねんねした間になにがある。
  
 うすももいろの花びらが、
 お床の上に降り積り、
 お目々さませば、ふと消える。

 誰もみたものないけれど、
 誰がうそだといいましょう。

 まばたきするまに何がある。
 
 白い天馬が翅のべて、
 白羽の矢よりもまだ早く、
 青いお空をすぎてゆく。

 誰もみたものないけれど、
 誰がうそだといえましょう。

    「見えないもの」 金子みすゞ

 

 金子みすゞさんの詩です。

 

金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)

金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)

 

 


別に透視するまでもないですが(笑)

目に見えるものが全てでないわけですから

また

見ているようで実は、

よく見ていなかったりしますし、

日々感じることや、素朴な感覚というのは

ほんとうに大切にしたほうがいいなと思います。

みすゞさんの詩もこのテーマは

繰り返し出てきますが、

大事なものや豊かなものは・・

「大切なものは目にみえない、心で見なくちゃ…」

星の王子さま』にもありますね。

 

 

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和楽-日本のこころは調和

 

昨日は冷たい雨でしたが、今日は晴れ。

風も強く、まだまだ寒いですね。

それでも、二月も10日。

明日は、満月(月食)ですが、

春が待ち遠しいだけでなく、

また時の流れも早いように感じます。

  

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   「和楽」    はがき

 

「和楽」(わがく)と読めば、邦楽の意味もありますが

(わらく)には、なごやかに楽しむ、の意があります。

 「和」という字は、誓約して講話するということから、

平和な状態に戻す、つまり「やわらぐ、なごむ」となります。

           (白川静常用字解」より)

 

ところで、日本人なら、和の楽しみといった場合、

和風の味わいと感じて、いろいろ思いつくでしょう。

しかし、感覚的にはとらえられても、

では、日本的な「和」とは何のこと?

「調和」かなぁ…

とぼんやり思っていたら

ぱらぱらと拾い読みしていた

こちらではおなじみの?白川先生の

本にもありました。

 

純粋に日本語的な概念としての「いき」という言葉から

相対的に調和的、簡素な美しさという特性があると。

 

相対する二つのものの調和的な感覚、調和的な美しさと

いうものが日本的特性である。

外来のものを自由に柔軟に、この風土に適したものとして

完成するという文化の特徴でしょう、と。

白川静氏による文字講和をまとめた平凡社のシリーズの

一巻目「白川静文字講話〈1〉」 

 

白川静文字講話〈1〉

白川静文字講話〈1〉

 

 

確かに

西洋に比して、自然と乖離しない東洋の中でも、

その四季折々の自然と和して、

独特の文化を育んできた風土。

 

日本人として持つ、おそらく生来の

美的感覚などの繊細さ、

異質なものを柔軟に取り入れて、

独自に変えていけるといったものも、

ダイナミックに激動し、変化の進む時代にあってこそ、

どこかで活かされていけるのではないか

とも感じます。

 

世界に貢献していく道の根底に、

和のこころが

あるといえるかもしれません。

 

まずは、

本来、大らかで自由・柔軟である調和のこころを持って

日々のあらゆることを楽しみたいものです。

 

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